Businesooth|未経験からのビジネスIT革命

20代から即戦力になるための「ビジネス書」サクッと読みは目次の大活用がコツ

「ビジネス書」をサクッと読んで20代で即戦力に!

自分の問題を解決するために「必要な部分だけ」をスピーディーに読む。これがライバルに勝ち、人生で成功を収めるための効果的な読み方です。速読術はいりません。

「ビジネス書を読む習慣」で仕事ができる人に。

20代の悩みや問題の多くは「知らないこと」が原因です。ビジネス書とは、何らかの分野で活躍した偉人のノウハウが凝縮されたもの。成功者のスキルを学べる価値ある知識集とも言えます。

多くの著者の考えに触れ、自分なりの生き方を見つけていくことで、人生はみるみる面白くなってきます。

ビジネス書で解決できること

会社で一度はこんなことを思ったことがあるはず。

  • 「そんなの常識だろ!って言われても・・・」
  • 「そんなのじゃ相手には伝わらない!ってどういうこと?」
  • 「お金も時間もない。自分のこれからの人生、大丈夫か・・・?」

これらの不安は、知識があればすべて解決できます。20代は経験がなくて当たり前。本からなら今すぐに知識を得られます。たとえば、こんなビジネス書があります。

  • 「入社1年目の教科書」岩瀬大輔著
  • 「今さら聞けない仕事の超基本」石川和男監修|宮本ゆみ子著
  • 「「20代」でやっておきたいこと」川北義則著
  • 「頭のいい説明「すぐできる」コツ」鶴野充茂著
  • 「銀行・保険会社では教えてくれない一生役立つお金の知識」塚原哲 

本を読みなれていない方は、1冊を読むのでさえ苦痛ですよね。ただ、それは本嫌いな方に限ったことではありません。いとも簡単に、必要なところだけを読む技術で「ウっ」となる気持ちを吹き飛ばせるんです!

お手元に本のご用意を
ここからは、ぜひ好きなビジネス書を1冊そばに置いて、開きながら読み進めてみてください。

20代の仕事の辛さを解決する「ビジネス書読解スキル」

①1字1句 真面目に読まない

社会人には時間がありません。

ビジネス書を読むときは、自分の欲しい情報を「かいつまんで読む」のが基本。1文ずつ丁寧に読みたくなりますが、サクッと読むためには我慢してください。

②自分に必要な部分だけを何度も読む

一生懸命1冊まるごと読んでも、人間は必ず忘れます。

かなり頑張ってノートを取りながら読んでも、ぜったいに忘れます。これには理由があります。

脳は、何度も見聞きしたり体験したことを重要なことだと判断して記憶するからです。

だからといって本の全文を何度も読めるほど、あなたは暇ではないはず。

だからこそ、読むのに時間をかけすぎず、重要だと思う部分を見つけて「部分読み」をしましょう

でないと、知識を行動に移すタイミングが遅くなり、勝てる戦にも負けてしまいます。

気になる部分は、定期的にさっと読み返すと記憶に残ります情報を仕入れたら新鮮なうちに仕事に活かし、少しでも多くの成果を上げるのがベストです。詳しい読み方は後で記載します。

③スピーディーな部分読みのために「ビジネス書」の構造を理解

人に伝わる論理的な文章は、ピラミッド構造になっています。これはビジネス書の構造にも置き換えることができます。

ピラミッド構造の上から、「本のタイトル」→章」→「小見出し」の順に並んでいます。この構造がそのまま「目次」に掲載されます。ビジネス書の構造は、物事をわかりやすく伝える「ピラミッド構造」

『頭のいい説明「すぐできる」コツ』というビジネス書の目次を「本のタイトル」→「章」→「小見出し」で色分けすると、以下のようになります。


本のタイトル:「頭のいい説明「すぐできる」コツ」

目次

  • 1章「わかりやすい説明」は結論から始まる!
  •  01「頭のいい説明」とは「相手が行動する説明」だ!
  •  02「大きな情報→小さな情報」の順で説明する
  •  ・・・
  • 2章  頭がいい人は例外なく「説明が短い!」
  •  01「長い説明を短くする」と中身がグンと濃くなる!
  •  02「背景情報=いらない情報」の見分け方
  •  ・・・
  • 3章「できる人は「箇条書き」で説明する!
  •  01「相手がメモを取ることを前提」に話せ
  •  02  数字・固有名詞は「書いて説明する」
  •  ・・・

 ↑引用:鶴野充茂著「頭のいい説明「すぐできる」コツ」の目次より

④「目次」を使い倒す

前項で、ビジネス書の中身はピラミッド構造になっており、目次を見ればビジネス書の構成がわかることが伝わったかと思います。

目次は、言わば情報カタログです。この目次を使い倒すと勝ち組です。

 

以下3つの工程を繰り返してみてください。

1. 「目次」で「今一番読みたいページ」を探す。

2. 「今一番読みたいページ」を開いて読む。

3. 「目次」に戻る。

これで必要な情報だけをスピーディーに掴むことができます。

本を選んで購入した時点で「本のタイトル」に興味があったはずです。そして、購入したということは、買ってまで知りたかった情報がその本にあると感じたということです。

脳は、その最も知りたい情報を一番に知りたいはず。回りくどく説明じみた文章から読んでしまうと飽きてしまい、肝心な「欲しかった情報」にたどり着かないまま、購入した安心感で本棚にお蔵入りとなるのが、読書がつづかない理由のひとつです。

一番欲しい情報から読むことで、満足感を満たし、次の項を読む原動力を意識的に生むことができるのもこの方法の特徴です。

自分目線で「読みたい章」「惹かれる小見出し」を探して読む

今一番読みたいページを目次で探す時間さえも短くする方法が以下です。

まずは、目次にある各「章」だけを眺めます。

そして、章の中でも一番惹かれる「章」を探します

目次を頭から終わりまで全て読むのではなく、章だけを飛ばし読みして最も惹かれる章を探すということです。

POINT
章の言葉以外には一切目をやらず、ジャンプするように目を動かす感覚です。
  • 1章「わかりやすい説明」は結論から始まる!
  • ・・・
  • ・・・
  • 2章  頭がいい人は例外なく「説明が短い!」 ←これだ!(例)
  • ・・・
  • ・・・
  • 3章「できる人は「箇条書き」で説明する!
  • ・・・
  • ・・・

 ↑引用:鶴野充茂著「頭のいい説明「すぐできる」コツ」の目次より

次に、惹かれた章の中にある小見出しだけを眺めます

そこから一番読みたい「小見出し」を探しそのページを開いて読み、自分の悩み解決のための情報を収集します

  • 2章  ・・・
  •  01「長い説明を短くする」と中身がグンと濃くなる!
  •  02「背景情報=いらない情報」の見分け方 ←これだ!(例)
  •  03  他社の動向・顧客の関心・・・「相手が聞きたい情報」から話す

 ↑引用:鶴野充茂著「頭のいい説明「すぐできる」コツ」の目次より

「読みたい章」や「読みたいページ」は、あなたの直観で決めてください。どの章からでも構いません。あなたが読むのですから、誰に何と言われようと、本のどの章が一番大事かはあなたが決めて良いのです

他人の要約や図解と同じような結果にならなくても心配しないでください。

まとめ:「目次」→「優先度の高いページから読む」の繰り返し

20代からの仕事人生を120%幸せにする「ビジネス書を読むスキル」はたったこれだけです。簡単じゃないと続きませんし、楽しくもありません。

上記の手順を1冊の本の中で繰り返し、興味のある章、惹かれる小見出しのページから読み進め、欲しい情報が得られたらその本を読むのをやめて次のビジネス書を読んでも構いませんし、もっと知りたければ、全文を読んでみても構いません。

全文を読むときも、1ページ目の1文目から順に読むのではなく、「目次」で読みたいページを探して、該当ページを読み、また「目次」に帰って次に読みたいページを探して読むという「あなたの優先順位」で本の中をジャンプしながら読むという読み方で読んでみてください。飽きずに最後まで読めるはずです。(中には最初から一分ずつ読まなければ理解できない書籍も多々あります。適宜見極めてください。)

POINT
章、小見出しの順に目次を眺めることで、その本で著者が伝えたいことが頭に入りやすくなります。その中で、自分が一番読みたいページを見つけ、そのページから読むことで、本を読むモチベーションを上げ、スピーディーに情報収集できるのがミソです。

本から得たい情報は人それぞれですから、他人の声は気にせず、「自分がこの本から得たい情報がどのページにあるのか」を、あなたの目線で「目次」から探していきましょう。

すばらしいビジネスライフを!!