目次
はじめに
IT業界において、PCは最も基本的かつ不可欠なツールの一つです。この記事では、IT業界で活躍するために知っておきたいPC操作の基本と、効率化に役立つショートカットキーを紹介します。基本的な操作からショートカットキーの使い方まで、これをマスターすれば、日々の作業効率が格段に向上します。
PC操作の基本
マウスとキーボードの基本操作
- マウス: 左クリック、右クリック、ダブルクリック、トリプルクリック、ドラッグ&ドロップ
- キーボード: タイピングの基礎(ローマ字入力など)、キーボードレイアウトの理解
これらは基本中の基本となるPC操作です。ひとつでもわからないものが優先的に習得しておく必要があります。
タイピングとIT業界
PC初心者の方は、指を1本しか使わずに文字入力したりということがあると思いますが、私はIT業界にいらっしゃる方でタイピングに苦手意識をもっている方にまだお会いしたことがありません。基礎を学べばちゃんと習得できるようになりますので、タイピングは最低限のスキルとして習得してください。
学ぶときは、文字入力時にたまに発生するエラーを解決できるようにスキルも必要です。たとえば、押すとすべてがアルファベットの大文字になってしまうcaps lockキーの存在を知ることや、「無変換」キーを押すとカタカナ入力になってしまうこと、テンキーのnum lockキーが押されていると文字入力ができないことなどは最低限知っておく必要があります。
ファイルとフォルダの管理
- 新しいファイルやフォルダの作成方法
- ファイルやフォルダのコピー、移動、削除
- ファイル名の変更と検索方法
ウィンドウズの基本操作
- スタートメニューの活用
- アプリケーションの開閉
- タスクバーとデスクトップのショートカット
- Windowsの更新方法
Wifiの設定方法や使い方
- セキュリティキー(Wifiネットワークのパスワード)
- SSID(Wifiの名前)
- 公共Wifiの危険性理解
セキュリティの基本
- 被害を防ぐためにセキュリティ関連の最新犯罪手口を知る
- ウイルスチェックの方法
- 基本的なセキュリティリスクの理解
効率を上げるショートカットキー
ショートカットキーとはキーボードの特定のボタンを組み合わせて押すことで、マウスを使わずにすぐにコンピューターで作業をする方法です。これを使うと、もっと早く仕事ができるようになります。
たとえばCtrl + Cと書かれていれば、Ctrl(コントロールキー)を押した状態で、Cのキーを押します。CtrlキーとCを同時に押すという意味ではりません。落ち着いて操作してください。
文書作成を速めるショートカット
これらのショートカットキーは覚えておくとよいというより、覚えておかなければ仕事にならないレベルの最低限覚えておく必要があるショートカットキーです。
Ctrl + C
,Ctrl + V
,Ctrl + X
: コピー、貼り付け、切り取りCtrl + Z
,Ctrl + Y
: 元に戻す、やり直し
ウィンドウ管理のショートカット
知らなくとも問題がないレベルのショートカットキーではありますが、仕事の効率を上げるためにぜひ覚えていただきたいショートカットキーです。
テレワークでノートPCを使うことが多いですが、ノートPCは画面が小さいため、一度に複数のウィンドウを表示しながら作業をするのが難しいです。こんなときに、今使いたい画面を短期間で探すことができるAlt+Tabのショートカットキーが便利です。TeamsやZoomなどのテレビ会議ツールで画面共有をしながら会議をすることも増えていますが、会議前に必要な画面のみ開いておいて、画面共有時にAlt+Tabキーを使いながらスマートに画面遷移すると格好よくみえます。
Alt + Tab
: アプリケーション間の切り替えWin + D
: デスクトップの表示
ウェブブラウジングの効率化
Webブラウザとは、インターネット上の情報にアクセスするためのソフトウェアのことで、よく知られているブラウザの名前がMicrosoft EdgeやGoogle Chrome、Safari、Firefoxなどです。Webブラウザんの操作では下記のようなショートカットキーが有用です。
Ctrl + T
,Ctrl + W
: 新しいタブを開く、タブを閉じるCtrl + Tab
: タブ間の移動Ctrl + H
: 履歴の表示
必要最低限のIT知識
IT業界に入る前に必要最低限のITに関する知識を勉強しておきたいという方には「ITパスポート」という国家試験を受験されることをおすすめします。国家試験といっても、他の国家試験より難易度が低く、学習内容も日常生活でのIT活用が楽しくなるような知識ばかりですので、ITに興味がある方にとっては理解がしやすいものだといえます。
ITパスポート
ITパスポート試験は、日本における基本的なIT知識やスキルを認定する国家試験の一つです。経済産業省が実施しており、ITに関連する基礎知識やビジネスでの利用法など、幅広い領域をカバーしています。この試験は、IT業界で働く人だけでなく、一般のビジネスパーソンにもITの基礎を理解してもらうことを目的としており、ITパスポートを取得することで、基本的なITリテラシーを持っていることを証明できます。試験内容は、ITの基本用語や概念、ソフトウェアやハードウェアの基礎知識、ネットワークやセキュリティに関する知識、システム開発やデータベースの基本、そしてITを活用したビジネス戦略や法規制など、非常に多岐にわたります。
以前は年に数回のみしか受験できませんでしたが、試験の開催ルールが変わり、通年受験ができます。
まとめ
PC操作の基本からショートカットキーの活用まで、これらのスキルはIT業界での業務効率を大きく向上させることができます。一歩ずつ確実に身につけていくことで、あなたも初心者から脱出し、IT業界での活躍が見込めるでしょう。
よくある質問(FAQ)
Q1: ショートカットキーを忘れてしまったらどうすればいいですか?
A1: ショートカットキーのチートシートを作成しておくと便利です。また、頻繁に使用することで自然と覚えることができます。
Q2: PC操作の基本を学ぶのにおすすめのリソースはありますか?
A2: オンラインのチュートリアルや動画、無料のコースが数多くあります。また、地域のコミュニティセンターや図書館で開催されるPCスキル講座も有効です。