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【未経験からIT企画部門へ】ゼロから1を生む創造力をすぐに開花させる方法

IT企画部門で何か新しいものを創造したい、新しいシステムの企画を考えたい考えているIT未経験者の方に、ゼロから1を生む創造力をすぐに開花させる方法をご紹介します。

ゼロから1を生む仕組みを知ればゼロからイチは簡単

新しいものを生む仕組みを知れば創造力は格段に上がります。

① 足し算で新しいものつくる(アイデアの融合)

新しいものは一から作るのではなく、何かと何かを足し合わせることで生まれます。例えば、スティーブジョブズは仲間たちとiPhoneを生み出しました。これは新しい形です。しかし、実は「持ち運べるパソコン」をコンセプトに作られました。すでに実在したパソコンに「手のひらサイズ」という新たな概念を足して革命を起こしました。

このように、足し算で新しいものが生まれていることを意識すると新しい何かを生み出しやすくなります。

たとえば、「戦略+会社+エンターテイメント+デザイン+大自然+旅行+工場」という一見関係のないキーワードの足し算で”新しいサービス”を考えてみます。すると、「社員旅行で大自然の中に佇む工場を訪れ、古びた工場をエンターテイメント性がありながらも大自然の中という立地を生かした商業施設に生まれ変わらせるための商業建築デザイン社内コンペを開く」といったアイデアが生まれました。いろいろと突っ込みどころ満載ではありますが、様々なキーワードを足し算することで、新たな企画が生まれたことは共感いただけたのではないでしょうか。

最初は複数の言葉を組み合わせて直観で新しい何かを生み出すこの発想法を企画提案のファーストフェーズに取り入れてみてください。慣れれば自然と新しいものが頭に浮かんできます。

② その分野の基礎を知る

ピカソの有名な話があります。ピカソといえば抽象画の巨匠として有名ですが、ピカソが幼少期から得意だったのは目で見たものを忠実に本物のように描く絵だったそうです。よく知られているピカソの幾何学的な絵からは想像できませんよね。

ピカソは、誰もが美しいと感じる、基本に忠実な絵を描き続けたからこそ「絵の新しい解釈」やピカソならでは「見え方」や「世界感」を表現できたわけです。新しいものを生むためには、その分野の基礎を忠実に学ぶことが大切と言えます。

革新的なアイデアを生むには、その分野の深い知識が必要です。技術トレンド、市場のニーズ、ユーザー行動の理解を深めることで、実現可能で価値ある企画を生み出す土壌ができます。

基本的な知識・事実や制約を知った上ではじめて適切な新サービスを生み出すことができます。

ゼロから1を生む思考法

上記でご紹介した内容が、新しいものを作るうえで最低限持っておきたい知識となりますが、上記以外にも、プロフェッショナルな視点でゼロから1を生む思考法を学びたいという方がいらっしゃれば、書籍『ゼロから1を生む思考法(中尾政之著)』を読んでみることをオススメします。東大工学部の教授が書かれた本でとても勉強になります。

「マイスター思考」や、自分の中の美的感覚を追求する「アーティスト思考」、違和感を活かす「Why not」思考など、創造力に関する興味深い知識がちりばめられています。


ゼロから1を生む思考法 (単行本)

まとめ

IT企画部門で成功するためには、創造力が鍵です。日々の業務においても、周囲の小さな発見からインスピレーションを得ることが大切です。新しい技術やトレンドを学び、異業種のアイデアを取り入れ、自らの感覚を磨き続けることで、常に一歩先を行く企画を生み出すことができます。今日からでも、これらの手法を実践し、あなたの創造力を無限に広げてみてください。